2002年12月24日火曜日



季節のご挨拶
                 ..................
余丁町散人

いよいよクリスマスです。その後はお正月。謹んで季節のご挨拶を申しあげます。今年はあまり良い出来事がなく、子供も独立、家内は里帰り、家族ばらばらでの、あまりぱっとしない年末ですが、来年にはまた来年の風が吹くのでしょう。「新しき年の初めの初春の今日降る雪のいや重け吉事」天平宝字三年(759年)の元日、大伴家持が詠んだ万葉集最後の歌です。家持は当時不遇だったにもかかわらず、恨みつらみはない素直な歌です。こういう気持ちで新年を迎えたいと思います。皆様もどうか良いお年をお迎えください。

この樹のように力強く

我が家の2002年

今年の我が家の10大ニュースを考えてみました。

1)まず何と言っても、家内の仕事が認められたことでしょう(フランス国家功労賞シュバリエ)。変な日本人サラリーマンと結婚したばかりに、やりたいこともやれなかった家内とそれを申し訳なく思っていた亭主にとっての何よりのリコグニションでした。

2)猫を飼う。うちにやってきた猫ピカチュウはとても活動的な家族の一員となりました。

3)ホームページを開設。難しいものだと思っていたホームページをアップル社のサービスのおかげで開くことが出来ました。

4)マックを購入。長らくパソコンから遠ざかっていたものですが、HP開設を機会にパソコンと関連機器を新しくし、遊ぶようになりました。

5)暁の就職内定。大学を出てから専門学校に通うなど本人も苦労しておりましたが、ようやく好きな仕事に就くことが決まりました。とてもよかった。
6)「視点コラム」を再開。現役時代に書いていた視点コラムを再開しました。

7)経済の低迷。これを機会に今まで一喜一憂していた経済動向への執着を捨てることとしました。そうすると相当楽になりました。

8)荷風と親しむ。HPに「荷風塾」というサイトを作ったおかげで、荷風について勉強することが増えました。知れば知るほど奥が深い。

9)フランス語の勉強開始。荷風とフランス文学の関係について興味が湧いています。でもその為には大量のフランス語文献が読めないといけないので、手始めの勉強としてルモンド紙を毎日読み、記事翻訳をHPに上げることにしました。

10)今年の1月に始めたHPへの書き込み蓄積作業を12月になってもまだ続けています。一年近くになります。三日坊主の小生にとっては珍しいことです。この調子でうまく行くと自分なりの自分史となるかも知れません。「のんびり、ぼつぼつ、たのしく、まめに」をモットーに来年も続けていきたいと思っております。

新年の抱負
***

新年にはいつも大風呂敷を広げるのですが、今年もそれを広げてみます。

1)健康管理。言わずと知れた体重管理と運動です。新年は「質実剛健粗食で体を動かして働く一年」とするのです。毎年同じことを言っているのですが、今年もまた同じ誓いを立てます。

2)お勉強。荷風が読んだフランスの小説評論の類を10年がかりで全部読んでみたいとの野心が湧いてきています。新年はまずオリエンテーションから。文献リストの作成から始めて見たいと思います。フランス語のお勉強はもちろん必要です。

3)気晴らし。「引きこもり」兆候が出ているので、たまには積極的に旅行でもしたいな。面倒くさがらずに。田舎道をゆっくりカブリオーレでドライブ旅行というのも考えてみたいです。


フランスにも行きたいな。下の写真は義父のお墓の前の家内。モンマルトル墓地。

0 件のコメント: